Mic Seja車遍歴

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Mic Sejaの小型高性能車シリーズ第26弾:日産シルビアCSP311 2022-07-28公開版

2022.7.28

Mic Sejaの小型高性能車シリーズ第26弾:日産シルビアCSP311

<第三京浜でシルビアのパトカーに追いかけられた?>

時は1960年代後半、都内近辺で唯一高速道路らしいで第三京浜をヨタハチで走っていたら、どこかのインターチェンジからシルビアのパトカーが急加速、そう言えば「神奈川県警がスピードの出る車と言うことでシルビアをパトカーに仕立てた」と新聞に書いてあったっけ!慌ててスピードメーターに目をやれば95km/h、アクセルを緩めると同時に助手席のお巡りさんが「ジロッ」と睨めつけながら追い越していきました。

<アオシマ文化研究所製・プラモデル>

そんな記憶をたどっていたら、インターネットのオークションでシルビア・パトカーのプラモデルを発見!早速落札しました。

上記のシルビア・パトカー三態は落札プラモデルの外箱を撮ったものです。

<1960年代のラグジュアリィー・パーソナル>

1964年の東京モーターショーでダットサン・クーペ1500としてお披露目されたCSP311初代シルビア。当時はドイツ人デザイナーのAFゲルツの作品と雑誌は報道していましたが、クリフカットの優雅なスタイリング。1960年代の東京モーターショーは各社からショーモデルが沢山出品されていましたが、多くはスポーツ重視でした。が、このCSP311シルビアはツーリングに重点を置いた感じのモデルで、ミケロッテ―のスカイライン・スポーツクーペ(1960年トリノショー)とジウジアーロのいすゞ117クーペの中間に位置するラグジュアリイー・パーソナル・モデルとして抜群の切れ味を見せていたと思います。

<CSP311シルビア>

1600ccOHV、ツインSUキャブ、ポルシェ・シンクロ、ダンロップ・ディスク・ブレーキ、オリーブ・メタリックの外装、白の内装色。でもSP310譲りのシャシーとリーフスプリングのリアサスペンションは余り優雅ではなかった。でも、国道でも非舗装路がだいぶあった時代、道路事情を考えるとベスト・マッチングだったかも。2000が出なくって良かったのかな? 日産初のディスクブレーキはダンロップ製!ブレーキパイプのユニオンは異なるものの(多分メトリックとインペリアル規格の差)トヨタ・コロナ・1600Sと共通部品。でも標準のサーボなし仕様では重いの重くないのっていうくらい重かった!

<セミ・ハンドメード>

記憶はだいぶ薄れていますが、そこかしこにハンドメードを思わせるつくりが!例えばフロント・フェンダーからラジエター・アッパーを介して反対側のフェンダーまでのラインは継ぎ目やルーフ・パネルとクオーター・パネルのつなぎとかは半田(だったと思う)でつないだ匠の作品だったとか、ドアの内張りを剥がすとレインフォースが鉄板つなぎ合わせだったりとか。お陰様で錆びの進行の早いこと!当時の国産車は鉄板の脱硫酸処理?ができないので、海外では「十年もたつと錆びて無くなっちゃう(Rusted away)」なんて言われた時代のモデルの中でも抜群に錆びやすかった!

<ハンドメードのラジエター・グリル>

中でもラジエター・グリルは飛び切り贅沢なつくり。下の写真の縦3列のアルミの柱に、ヘッドランプからヘッドランプの長さのアルミの横桟が9枚。それぞれの厚さは約5mm!グリルを外してバラしてみたかったけれど、ハンドメードゆえに再組立てできるか心配になり断念した記憶が。ポルシェのアルミ鋳物(904は組み立て式だったけれど)だったからポルシェより贅沢!

<せめて>

せめて前途のアオシマ・プラモデルでアルミ板のグリルを造ってみようかしら! 1/24スケールだから約0.2mm! でも上から順番に微妙なカーブで曲面を描いているところが再現できないと失敗ですね!

<本稿完>