Mic Seja車遍歴

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第十弾:フェラーリーナ ASA1000GT:小さな本物

2021.3.10

<小さな本物:欲しくなる>

私は車に限らず「小さくて本物」グッズにひかれてしまう質なのですが、皆さんは如何でしょうか?

例えばホンダのドリームCB50、エンジンを眺めているだけでも楽しくなりますね。(実際には力不足で80cc位にボアアップしてしまう人が多いとか。)グンゼのハイテック・シリーズのエッチングパーツも泣けてきます。実際に使ってみると言うよりは「小さな本物」を所有しているだけでうれしくなるんですよね。所有欲ですね。

<「小さな本物:車」を目指す動き>

当時スーパーカー・メーカーは増販のニーズを抱え「本物の小型版」を模索する動きがあったようです。第五弾で取り上げたファセル・ベガとファシリアもその典型ですが、フェラーリもフェラーリーナASA1000GTを出したわけです。尤も諸般の事情からフェラーリのブランドからの発売ではありませんでしたが。

オーナー側から見ると、本物は余りにも高性能で気楽に乗り回しにくい。そんな時に同じ技術を基にした「小さな本物」があれば欲しくなる。勿論 自宅のガレージには「本物」が鎮座している、てな訳で「小さな本物」が試されたように筆者は勝手に思う次第。

「小さな本物」のアプローチは勝手に整理してみると以下になるのではないでしょうか?

1)「本物」⇒「小型化」 フェラーリ⇒フェラリーナ、ファセル・ベガ⇒ファシリアなど

2)「小型車プラット・フォームを本物風仕立て アバルト・ビベビアーロ、アルピーヌ、ヨタハチなど

3)最初から「小型」 ポルシェ356、スプリジェット、ホンダS600など

 

<「小さな本物」:「本物」⇒「小型化」の具体例>

ファセル・ベガ(4.5l、車重1800kg)⇒ファシリア(1.6l、車重1080kg)

フェラーリ(250GT系3l車重960kg)⇒ASA1000GT(1l車重780kg)

 

 

<フェラーリーナ概要>

英語版Wikipedia自動翻訳より抜粋

ASA 1000 GTは、1950年代後半にフェラーリのエンジニアが実験プロジェクトを開始し、既存のフェラーリGT車に代わる安価でコンパクトな代替品を作成しました。このプロジェクトは工場で「854」(850cc、4気筒用)に指定されていましたが、一般的には非公式に「リトルフェラーリ」を意味する「フェラーリーナ」と名付けらた。

製造 1964-1967

デザイナー ジョルジェット・ジウジアーロベルトーネ

ボディ概要 FR、2Drクーペ・2Drコンバーチブル

エンジン  1032ccTipo14114 91PS

ミッション 5速・OD付4速

ホィールベース 2,200mm

重量 780g

生産車は、250GTO同様パイプ・スペース・フレームを使用し、

フロント・サスペンションはダブル・ウィッシュボーン、リアのライブアクスルディスクブレーキが装備されていました。クーペは、アルミニウム製のボンネットとトランクリッドを備えたスチール製で、乾燥重量は1,720ポンド(780 kg)。テストでは、0-60 mphの時間は14.0秒、1/4マイルの走行は19.3秒で記録しました。

重量780kgで91PS!0-400m19.3秒、最高速は185k/h、

ホンダS800は車重755kgで70PS、0-400mは16.9秒、最高速160k/hとありますので、ASA1000GTは高速巡行向けのギアリングを持っていた様ですね!まさに小さなGT(グランド・ツーリング)!

<ASA1000GT写真集>

掲載した写真は数年前のペブルビーチのWorldwide Auctioneersに展示されていた個体です。

<レーシング仕様>

レーシング仕様も開発されたようです。多分モデナのフェラーリ博物館に展示されていると思いますので、ウィルス騒ぎが収まり次第写真を撮りに行きたいと思っています。

<本稿完>