Mic Seja車遍歴

Mic Seja Car history

Mic Sejaの小型高性能車シリーズ第20弾:フォード・エスコート

2022.1.1

<フォード・エスコート>

フォード・エスコートと言えば、最初にその仲間に遭遇したのは1960年頃、先代のアングリアでした。そう、ハリーポッターで空を飛んだあのモデルです。まだ免許など持っておらず、親戚のお姉さんが「運転しやすい、長距離も疲れえない」と言っていたのが印象に残っています。シートが革張りだったので「すげえ!」と言ったら、「当時は外車は高級車、日本輸出仕様の英国車はみな本革仕様だよ」と教えてもらいました。

当時の英国は英国病真っ只中。「英国人はジンを飲んで、ウィスキーを輸出する」と言われていました。本人たちはビニールレザーで我慢し、輸出者には本革シートを奢る!

でも本当かしら?

次にお目にかかったのは、海外出張中のレンタカー、マーク2エスコートの1100ccでした。エスコートがラリーで大活躍中の時代で、期待してステアリングを握ったのですが、普通の車でした。それでも、かの地のWRCコースたどり、ダートでドリフトさせたりしてみたものです。

せいぜい50~60km/h程度でグラベル路を走るのですが、フロントが全然グリップしない!いくらラリー仕様は違うとは思えど、150~160km/hで走るプロドライバーは凄いな!と変な感心をしたものでした。

<ラリーでの活躍>

当時ハンヌ・ミッコラ、ビヨン・ワルデガルド、アリ・バイタネンなどの活躍に胸をときめかしたものです。現代ではMスポーツのフォード・フォーカスに代替わりしているようですが。

*フォード・エスコート国際ラリーでの活躍実績。

<クラシック・カー・ラリー>

もともと数が多かったのか?、耐久性・信頼性が高いのか?維持費が安いのか?現代のクラシック・カー・ラリーではたくさんのエスコートが走っています。

*ラリー・モンテカルロ・クラシックで見かけたエスコート達

*レース・レトロで見かけたエスコート達

<ドライビング・インプレッション>

数年前に遭遇したエスコート マーク2 RS2000。エンジンはOHC2000cc、ラリー仕様のためスパルタンな室内、扱いが難しいということでキャブはシングルバレルに改造されていたものの、デフロックが入りステアリングの重いこと!姿勢を前荷重(単にアクセル・オフ)にして、ステアリングを切り、ガバッとアクセルをオンにすると簡単にスライド/ドリフトに持ち込めます。

私自身は持病のテニス・エルボーが悪化して超重いステアリングを扱いかねてしまいました。圧倒的なタフさを生かした走りが強みだと感じました。

こんな重いステアリングを一日中振り回す!プロのラリー・ドライバーは本当にタフなんですね!

そういえば昔、サファリ・ラリーで名手ワルデガルドが「一発には弱いが一日中なら一番早い自信がある」と言っていたのをまた聞きしたことを思い出しました。真夜中の走行では2km先の道路状況を前者のヘッドライトなどで記憶し、記憶に沿ってステアリングを操作するそうです。

<本稿完>