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Mic Sejaの小型高性能車シリーズ第21弾:VW Lupo GTI 2022-02-03公開版

2022.2.3

Mic Sejaの小型高性能車シリーズ第21弾:VW Lupo GTI

<Lupo GTI>

今回は「ちょっと古くはないけれど、小さくて高性能車」について書いてみたいと思います。実はこの車はウィンズの岩田さんから頂いたもので、ドア外板・ボンネット・フロントフェンダーはアルミ、リアクオーター部にはロールケージ取り付けのトリムになっています。自然吸気1600ccDHC16バルブ・123bhp、6速マニュアルとマニアの心を揺さぶる仕様です。

ファブリックのレカロ(風?)シート、金属BCペダル!6速マニアルのシフト・フィーリングも結構「カチっ」としてました。

高性能GTの定番、フード付きタコとスピードメーター

赤地に黒の縁取りのシートベルト,おしゃれ!

HIDヘッドランプが凄みを効かせ!

エキゾーストも太めの二本出し

赤のブレーキキャリパー、タイヤも(当時としては)扁平、OEはドイツDunlopでしたが既に廃版、こんな中途半端な サイズは交換の選択肢がほとんどないと思います。

<ドライビング・インプレッション>

もともと「3l/100km」を狙ったモデルの成り立ちを受けてか「高効率小型車」、別の見方をすれば「軽自動車規模」のはずのルポに1.6lDOHCを無理やり載せたGTIの走りは面白くないはずなし!KP60スターレットに4AGを載せたようなもの!カップカーへの配慮かクロースレシオの6速ミッションをもってしてもなんとなく「何時も急かされる」ような落ち着きのなさ!でも峠道では小さなボディを生かしていくらでも選べるライン取り。楽しくて仕方のないホットハッチ、こんな車にめぐり合わせて下さった岩田さんありがとうございます。

ただ、燃費はポルシェ911(997)と同じくらい。無理やり太いタイヤを履かせているせいか、スタッドレスではタイヤがフェンダーライナーに当たってしまうなど無理やり感も漂っていました。アルミパネル・6速マニアルなんとなく「本物感」の優越感も持たせてくれます。

911で高速道路を走っていると「いつの間にかとんでもないスピードで」クルージングしていますが、「意識をもって加速しない限り、常識的な速度で走っていられるLupoGTIは、免許証の点数が気になるドライバーにはうれしい特性です。

<1000ccノーマルモデルとの比較

張り出した前後・フェンダーアーチ、優等生小型高効率車に、定番のタッチを加えて見事にキッズレーサー風に仕立てています。小悪魔!化スペシャル。

<後継車>

小さな小悪魔の後継車を考えてみるのですが、A社のS1はなんとなく落ち着きを醸し出しているし、S社のSwiftはシフト・フィーリングが好きになれなかったし(試したのは10年前、最新モデルは知りません。)、乱暴だけど(昔の)アバルト等から漂う「小悪魔」(車)感が、安全・環境の嵐をくぐり抜けてLupoGTIで顔を出し、また押し込められてしまい後継車が見えなくなってしまっているのかもしれませんね。

<本稿完>