Mic Seja車遍歴

Mic Seja Car history

臨時第03弾:1972年Porsche911 2.4S

2022.3.2

Mic Sejaのちょっと古い小型高性能車シリーズ:臨時第3弾Porsche911 2.4S

*多分1972年型

<第一印象>

ウィウンズオートの星ケ丘店で試乗車を受け取り、まずは車の周りを一回り。さすが岩田さんの気合のこもった911、ボディの各部の鉄板はガチッとした剛性感を漂わせ、塗装もばっちり、室内のウエサーストリップなどのゴム類もつぶれなど異常なし、ドアもガチっと閉まりますし、足回り部品も超綺麗、エンジンベイも妥協なく非常に健康的な雰囲気を醸し出しています。

室内は適度にヤレタ本物感を味わうか?更にオリジナルを追求して行くか?そんな楽しみを当選確実にした美しい個体です。色はサファリブラウン風。

バッチ

<空冷ドライビングスクール入門>

昔先輩から「空冷911でアクセルペダルを開けずに、クラッチ操作だけでエンストなしに走り出せれば空冷ドライビングスクール入門OK」と言われていましたので、ちょっと緊張してクラッチを合わせたのですが拍子抜け!機械式燃料噴射の霊験あらたか、アイドリングでもトルクは太く、あっさりと走り出してくれました。

私の靴のせいか(これでも一応ダンロップのドライビングシューズなんだけど)、クラッチペダルの作用点に足の土踏まずのところが来てしまいでデリケートなクラッチ操作の邪魔をしていました。

フライホィールが軽いのでアクセルペダルを離すとストンと回転が落ちてしまうのもお約束。

ついでに先輩が気にしていたフェンダーラインも健在です。(大人のエロチズムを感じさせるそうです。)

<ドライビング・インプレッション>

まずはエンジン、機械式インジェクションの効果か低速もトルクたっぷり、2800rpmあたりを境にキューンを立ち上がってくれる!ウレシー!!年齢(車?運転者?)に遠慮して6000rpmまでしか回さなかったけれど、正に“S”にふさわしい加速感!

トヨタ(RA/RT)日産(SP/SR/P)のレバー比が小さい感じてエンジン回転とギア速度が合わないとヒューンと音を出しながら抵抗してなかなかシフトが入ってくれませんが、この車のポルシェシンクロの5速ミッションは比較的レバー比が大きいようで、回転があっていなくても入ってくれます。でもラバー入りのフライホィールと合わさってドカンといったショックが出てしまうので、回転を合わせた丁寧なシフト操作が必須です。この辺りは空冷ドライビングスクール中級編?

ここでお断りしておかなければいけないのは「50年前のリアエンジン車」の特性です。現代の水冷911ではめったなことではテールヘビーを感じさせませんが、このSではまだまだリアエンジンの特性を消し切れていません。当時のリアエンジン車、例えば日野コンテッサとかGMコルベアを思い出すに、雨の日にブレーキを踏んだら半回転スピンしたなんて話は普通でした。

このSも、直進性を確保しつつ無理やり曲げる感じが付きまとっていますし、高速での横風など当時の高性能車の特性をしっかりと見せてくれます。

ポルシェ乗り先輩から「コーナーでアクセルを離したらお仕舞!」と強く言われていたことも思い出されます。

4輪ディスクのブレーキはサーボがなく、相当に重い感じですが、コントロール性は非常に高く、ABSなしでも安心してブレーキを使える頼もしさ!キャリパー内のパッドの動きが感じられるブレーキはそうはないですよ!

<感想・まとめ等>

とても状態の良い2.4Sの個体を味合わせていただきました。車体・機械部分は長くお付き合いするのにうってつけ、ここから室内を中心にさらにオリジナルを追求するのもよし、現状の適度にヤレタ雰囲気を楽しむのもよし!

足回りは50年前のオリジナルを味わうもよし、タイヤ・ホィール・ブッシュ・マウント・ショックを深堀して現代的な操縦感覚を追求するのもよし、さらにRS風に空力パーツを追求するのもありですね。楽しみ!

本道からは外れますが、Luminitionみたいな外からは見えない電子点火などを試す価値もありそうです。

<本稿完>